Black Sacrifice Satanic Warmaster Japan Tour 2014 @小岩Bushbash_2014.10.31

ワオーーー!!
マジで?
マジだよ!!
ドッキリじゃなかった悪魔将軍奇跡の来日!
プリミティブ・ブラックの大御所中の大御所!!
僕が!28年間の人生の中で!!一番好きな!!!
S a t a n i c W a r m a s t e r 日 本 上 陸!!
誰だSatanic Warmaster来日はあり得ないとかほざいてたマヌケは!!
モチのロンで東京2days参戦してきたので、既に世の話題はKnotfestPagan Metal Allianceに移ってしまっておりますが!w
簡単なライブレポです。


「(序)仕事休んで参戦しよう」
→「(破)仕事残ってるし午前だけ出勤して参戦かな」
→「(急)16時くらいまで働いて直行すれば間に合うだろ」
と当初の予定を実現する仕事力が足りないというダメ社会人ぶりを発揮し、
ズルズル仕事して結局ギリギリまで働いてからの初Bushbash。
現場に着いたのはスタートギリギリ、お友達の方々に挨拶もホロロにビールかっくらってライブスペースへ。
何気に初Bushbash。

Retch

在日米軍ブラッケンド・ハードコアDarkcorpseのメンバーによるバンド(後身?)。
ハードコア、スラッシュ、ブラック、メロデス等々ごった煮されたブルータルかつテンションの高いエクストリームメタル。
以前Funeral Sutraのリリースパーティで見かけた時も良いと思ったけど、今回は音質の問題なのかかなり楽曲を聴き取りやすく、ノリよくメロディックサウンドを存分に楽しめた。
EP買わなかったことを今になってちょっと後悔していたり。
オープニングアクトとして十分すぎるパフォーマンスでテンションガチ上がりした。


Retch終了後、バーの前にいるデカい外人がSxWxのメンバーだと聞いてちょっと声かける。
ロン毛のギター氏は結構フレンドリーに話してくれたけど、ドラムのスキン氏が結構素っ気なかったりなど。

Crucem

ライブで見るのも何度目かな国産ブラックメタルホープ
白塗りレザーに鎖ジャラジャラ鋲ビシビシと、いかにもブラックメタルな出で立ちがソソる。
国産ブラックはもっとこういう格好してほしいよね!!(切望)
さておきサウンドの方はスウェディッシュ・ライクな寒々しくもメロディックなトゥルー〜プリミティブスタイル。
ブラックメタルにしてはオーセンティックなヘヴィメタル的カッコよさとサイコビリー譲りの強面一番なUnknown Personによるチープな洞窟系シンセを重ねているあたりが個性的。
ヴォーカルWinterkaldが今までよりも感情的にアクトしていたのがかなり印象的だった。
若干ビジュアル系的な狂気の演出の匂い(目の見開き具合、首を動かすカクカクさ?)がしたとはいえ、ブラックメタルのライブともなるとフレンドリーで笑えるMCを入れるのもなんだから曲中の演出が大事だと思うんだけど、その辺今回は以前より単調になっていなくて良かったと思う。
一つ挙げるとすれば、バッチリ白塗りメイクしたギター氏がまるで青春パンクが如く飛ぶわ跳ねるわハシャギまくっていたのが、アレどうなんだという(笑)
バンド側が楽しんでるのはとてもいい事だと思うけど、聴く者を威嚇するように恐ろしげに淡々と演奏に専念する他メンバーとの世界観のギャップが気になった次第(笑)
まぁあれも味と言えば味なのかな?w
ともかく。
ラストは演奏が突然止まってメンバーが客を押しのけながら退場するというミサンスロピック極まりない雰囲気で終演。
ブラックメタルとして楽曲も演出も納得のナイスパフォーマンスでした。

Fra Hedensk Tid

皆さんご存知、静岡の重鎮Kawanaさんとアニオタ・ブラックShagohodSekiguchiさんによるコールド・プリミティブ・ブラック。
ライブはもう何度見たかわからないが、開始早々異変に気付く。
いつもよりダウンチューニングしていて、メロディックな楽曲もなんだか不穏な気配が漂っているのだ!
「ああ、こういう路線にシフトするの?なかなか邪悪でいいじゃん!」
と思ったのも束の間、一曲目が終わった後にチューニングし直し2曲目からはいつものFxHxTxに(笑)
なんだ、ただKawanaさんが酔っぱらっていただけか!(爆)
しかし相変わらずフレンチ臭い哀愁を感じさせながら時に爆走し時にドタバタするFxHxTxサウンドはたまらんね!
Sekiguchiさんのヴォーカルも随分こなれてきて実に耳馴染みの良いシャーシャーとハーシュでイーヴィルなヴォーカルを楽しませてくれた。


FxHxTx終演後バー付近でアニメアイコンな気持ち悪い人達と談笑していると奥からNazgul社長が!
捕まえて「日本に来てくれてありがとう!ワタシ嬉しい!」的なことを言いつつ、
フィンランドマニア女史にお願いしてツーショット写真を撮ってもらう。
社長とにかくにこやかでめっちゃイイ人でそんなことにも感動。
このあたりで大和TROLLさんテンション振り切れ始める(笑)

Funeral Sutra

国産カスカディアン・ブラックと(僕に)騒がれまくっている新進気鋭のハードコアinspiredアトモスフェリック・ブラック。
バンドの入れ替わり毎にバーで酒追加して誰かとしゃべっていたので最前は取れず、前回印象的だったお香の存在を確認できず。
しかしメンバーがステージに現れたころにはアロマな香りが鼻腔をくすぐりはじめ、「やっぱりお香あるね!」こるぴさんと二人でニンマリ。
これまで見たライブではギターが爆音過ぎてせっかくのメロディが潰れてしまっていたのが勿体ないというか残念だったけど、今回は耳をつんざく轟音感は残しつつギターの輪郭を掴みとれる絶妙なバランスが実現されており、素晴らしいことこの上なかった!
楽曲の良さと音響の良さが相まってテンションめっちゃ上がった!!
幻想的・厳粛な雰囲気を醸し出しながらエモーショナルににアグレッシブにアタックする極上ポスト・ブラックメタルに小生感激しまくりんぐ!
ベースヴォーカルPaulはこれまでハードコア寄りのシャウトなスタイルだったけど今回はこれまで以上にブラッキーなスクリームを披露していたのもナイス!
ちょっと言葉では言い尽くせないほど素晴らしいパフォーマンスで魅せてくれ、終演後は思わず「もうWITTR来日しなくてもいい!」と叫んでしまったほど(笑)
僕が今まで見た彼らのライブの中で最高のライブでした。

Satanic Warmaster

そしていよいよ我らが待ち望んだ悪魔将軍
大きく掲げられたバンドロゴのフラッグが目に映える!
相変わらず酒を飲みつつ前から2〜3列目に陣取る。
ちなみにこれまで書いてなかったけどBushbashというハコはオーディエンスとステージとの垣根が皆無、外タレなんか信じられないくらい目前で見ることが出来る。
フラッグの前に社長が現れ、会場中が無言ながら「いよいよ・・・」と期待に満たされる。
そして会場に流れるRaging Winterイントロの焚火SE!
この時点で会場が歓声に包まれる!
ギターアンプのトラブルによりSEからのスマートな導入とは残念ながらいかなかったものの、
ついに始まった悪魔将軍のショウ!
只々圧巻!
スラッシーかつメロウなノリ良い楽曲は予想通り最高にライブ映えする!
なによりNazgul社長のイーヴィル極まりない生絶叫!こりゃたまらんで!
ついに夢にまで見たSatanic Warmasterのライブ、僕もテンション上がったけど会場も負けず劣らずヒートアップ!
スタートからファンの好むだろう楽曲を揃えたセットリストは素晴らしいと言わざるを得ない
そして社長が言い放った「次の曲は・・・Eaten by Rats!!(かなりうろ覚え。煽って客に言わせてた気がする)」という言葉でテンションブチ切れ!
近くにいたスカトロマニア猛禽類な方歓喜を分かち合い楽曲スタート!
そうや!これが聴きたかったんや!!
と曲名アナウンスから曲中まで頭振りまくって叫びまくっていたところ、なんとあろうことかサビの見せ場「Only Death is Real」のところでマイク向けられた!
もうこれほど嬉しい事は無い!
声の限りに叫びまくってしまった。
さらにBathoryカバーでは自他ともに認めるBathoryフリーク、ReturnToshiにマイク向けていて笑った(笑)
その後も1st4thまでバランスよく演奏。
社長も[Rotting Raven's Blood]など「ヘイ!ヘイ!」の掛け声を煽り、改めてSxWxは速い曲から遅い曲までライブ向きな楽曲ばかりだなぁと感じた次第。
途中で新作[Fimbulwinter]の曲も公開し、アンコールで[Calerian Satanist Madness]3rdのキャッチーな楽曲もこなして終演。
文句の言いようのない素晴らしいライブを披露してくれた。


とにかくアルバムの再現度も高くファンも納得の名曲尽くし、かつNazgul社長のファンを大切にする姿勢も感じられてこれ以上ないほど素晴らしいライブでした。
ライブ終了後、某交際中のKKがセットリストをもらったというので写メらせてもらったのがこちら。


いや〜しかし、積年の夢が叶ったとはまさにこのこと!
この日は終電間際に駆け込み、翌日はSatanのライブに行くつもりというこるぴさんに執拗に「明日もSatanic Warmaster見ないと勿体ないですよ・・・」と誘い続けてこの日を終えた。


3rdの初回限定1000枚デジパックにサインもらった。
社長に見せたら「Oh! This is 1st press!!」と喜んでくれて嬉しかった(笑)