Pagan Metal Alliance 東京2日目@渋谷Club Duo Exchange_141127

ヴァルハラーーーーーーーーーーーーー!!!!(雑)
というわけで、2日目です。


今日も今日とて仕事を早引けして参戦。
会場ついたら即ビールです。

Ethereal Sin

皆さんご存知、世界を股にかける国産シンフォニック&ドラマティック・ブラックメタル
はい、もう何度見たかわからないですね。
今まで自分が観たのは割と小さいハコ(静岡騒弦とかねw)が多かったんで、今回こういったデカいハコ(多分自分が今まで見た中で一番デカい)で見させてもらったことでEthereal Sinってすげえバンドなんだよなぁ・・・」と改めて感じさせられた。
キラキラ・クサクサ・メロメロ・シンフォ疾走の髄が詰まったパフォーマンス自体はさすがの貫録。
さらにデカいハコで見たからか迫力も増していた様に感じた。
Keyの方が不在でプログラミングだったのが悔やまれるね。
しかしあれだ、FemaleヴォーカルのSakuyaさん、随分と上手くなったなぁ。
入った当初は結構危ういなぁと感じたもんだけど、今はかなりいい感じに世界観を盛り上げていて、なんだ、Cradle of Filth[Her Ghost In The Fog]の女性コーラスみたいな奥行を感じさせる、実にナイスな艶ヴォイス。
巫女服もかわいかった!!
ちなみにですが、その[Her Ghost In The Fog]は高校生時分一番見たブラックメタルのPVだったりします。
閑話休題
まぁ言いたいのは巫女装束Sakuyaタン萌え!」ってことです(笑)
終わった後フロントマンであるYama DarkblazeExSxは小さいイベントからデカいイベントまで万遍なく出ててすごいですね!」と話しかけたらEthereal Sin"出会いのブラックメタル"だからね、色んなイベントで『こんなバンドもいるのか、日本のブラックメタルも面白いな』って思ってもらえたらそれでいい」的なことを言われてちょっと感動したり。


最近発表されましたが、SakuyaタンとKeyのProfessor.TFは脱退されるようですね。
後任の方もすでに決まっているようですが、残念ですね。
現メンバーのうちにもう一回見たいなぁ。

Moonsorrow

本イベント最大のお目当て!
本格ヴァイキングメタル・レジェンド!
そもそも自分がフォーク/ヴァイキング系にハマったのは、高校生の時にWindirFinntrollMithotynを聴いたのがきっかけで、その次に聴いたのがたしかMoonsorrow2nd[Voimasta ja kunniasta]だったということで、とても想い出深いバンドです。
前回来日の時はまだ院生だったのですが、日程を忘れるというまさかの大ポカで見逃して涙をのんでいたので、これほど嬉しい再来日はありません!
当日会場に入った時から大きなフラッグがステージ上にかかっていたので「すわトップバッターか!?」とビビりましたが、そこはさすがに2番手でした(ついったーの方々お騒がせしましたw)
個人的には大トリのバンドですがね・・・
さておき、バンドの登場に先駆けて神曲2nd#1[Tyven]がSE的に流された時点で既に大興奮!
そして現れたメンバーは血糊を顔にペイントしたいかにもヴァイキングな出で立ち。
しかし事前にフィンランド博士女史から聞いていたが、やはりTrollhorn御大は来ていないのね・・・
以前のFinntrollMoonsorrowでも来日していなかったけど、なんでもスマホアプリ系のプログラマーをしているらしく、忙しくて来日できないとか・・・
さておき、そこから雪崩れこむように突入した[Sankarihauta]の時点でもう神に感謝したよね。もちろんオーディンに。
前回来日の時は近作の重たく長い楽曲中心で不完全燃焼感があったみたいだが、今回は主催者の意向(なんでもMoonsorrow2nd[Voimasta ja kunniasta]を聴いたことがきっかけで今回のイベントに行きついたとか)もあり、3rdまでの初期作(特に2nd)に配分が置かれた楽曲群はもう俺得すぎてたまらんかった!
なりふり構わずに「ウォーウォー!」と漢コーラスしまくりました。
とくにあれね、Moonsorrowでもとびきり熱血で大好きな3rd#3[Jumalten kaupunki including Tuhatvuotinen perintö]の大一番「チャーチャーチャーチャーチャーチャチャチャチャー」のあの、ヴァイキングメタル界屈指のキング・オブ・ヒロイック中間パート(伝われ)を聴いた瞬間には、恥ずかしながらガチ泣きしてしまったよね(笑)
会場もEnsiferumとはまた違った、噛み締めるような興奮に包まれており、名メロの数々をシンガロングして盛り上がりまくり。
個人的にも感動しきりで1時間近い長めの演奏時間ながらあっという間に感じるほど楽しんだ素晴らしいショウだった。
メンバー退場後もラスト曲がかかり続けてるから、すわアンコールあるかと拍手が鳴りやまないくらい会場を熱狂させた素晴らしいライブでした。
自分もあまりにも興奮してしまって、終演後ブラックメタルファンジン主催の緒方ゆうさんに大分判然としない日本語で話しかけてしまったように記憶しています(笑)

Alestorm

2日間の大トリはいまや飛ぶKorpiを落とす勢いでウケまくっているイギリス発パイレーツメタルAlestorm
例によって今回来日するまで「流行ってるけど(流行ってるからこそ)興味ないな〜」とあまりチェックしていなかったバンドですが、ついったーのお友達の方々にポイント教えてもらって予習はして(ライブでやる曲が多いという3rd[Back Through Time]購入)臨んだライブでしたが、結論から言って、めっちゃ楽しかった!
ズバリTurisasサウンドKorpiklaaniのノリを合わせた感じ?
パイレーツメロディやポルカローレなダンサブルメロディを奏でるアコーディオン調シンセを炸裂させながらズガズガと疾走爆走決めるノリノリフォークメタル!
アコーディオンフリークにはたまらないサウンドだ!
個人的にはキーボードを引っさげたフロントマンChristopher船長が袖を破ったBal-Sagothシャツを着ているのを見て「こいつ、ファンタジーがなんたるかをわかってやがる・・・!」と独り興奮しておりました(笑)
そのサウンドに違わずバンドメンバーもハシャギまくっており、船長が
「俺たちがなんで日本に来たかわかるか?それは・・・おまえらのビールを飲むためだーーー!!」
などMCでも大いに会場を煽りつつ、まぁ良く飲むことw
チューハイを飲んで「日本の酒は炭酸が効きすぎだ」とこぼしてもいたねw
やはりこのバンドを目当てにしていた人も多かったようで、会場中心はモッシュしまくりの荒れ模様。
前に出てたMoonsorrowとは全くテンションの盛り上がり方だった。
自分もわかる曲ではチョイチョイモッシュさせてもらったw
知ってる中では一番好きな曲である[The Sunk'n Norwegian]「ワーンモアドリーンク!」と叫ぶのは最高に楽しかった!
特に良かったのはあれだね、船長「遅い曲やるぜ!」ってアナウンスしてからの曲で起こった、「船こぎモッシュね。
アップテンポの曲ばかりの中珍しく横揺れ系のまったりした曲(なんの曲かわからない)で、モッシュしてたメンバー20人くらいががみんな床に座って楽曲リズムに合わせてえちらおっちら船を漕いでるモーションをやってたのね。
あれ参加し損ねて横で見てたけど、あれは楽しそうだった。
船長もそれ見てめっちゃ嬉しそうだったし(笑)
そんな感じで会場の盛り上がりも素晴らしく、ラストは船長がダイブして会場の割と後方まで運ばれて再びステージに戻されたり、その手にファンが作ったハンマーの張りぼて持っていたり、それでメンバー叩いたりと、とにかく飲めや唄えや大騒ぎな、まさにパイレーツフォークな狂宴で東の果ての異教徒の祭典は幕を閉じた。


終演後、友人の方々ともっぱらMoonsorrowの素晴らしさについて語り合っていると、なにやらMoonsorrowメンバーらしき人たちが表に出てきたじゃないですか!
勿論話しかけたよね!
Trollhorn御大の親族であるVille Sorvali(僕は兄弟だと思ってたけど、その場にいたお姉さんに聞いたら親戚らしい)に
「次はFinntrollと一緒に来てね!」
とか
「あと2日日本に居るの?浅草にはThunder Gateがあって、そこにはJapanese Trollが二匹いるよ!」
とか適当な事を話したりしてサヨナラした(笑)


近くにいたお姉さん二人組がMoonsorrowのセットリスト持ってたから写真撮らせてもらった。
なんと大阪から東京へ梯子したらいい。すげえや!
写真は大阪のセットリスト。


いやー、二日間通して最高のフォークメタルナイツでしたね!
このメンツ、ペイガンメタルじゃなくない?
なんていう小賢しい疑念はどうでも良くなるほどに素晴らしいイベントでした!
是非とも毎年恒例にしていただきたいです。
次は復活したPagan Reignとかライブツアー頻繁にやってるArkonaとか日本で人気のあるKalevalaとか、ロシアンペイガンフォーク呼んでほしいなー(B'n'Fさんチラッ)。