Pagan Metal Alliance 東京1日目@渋谷Club Duo Exchange_141126

オーーーーーディーーーーーーン!!
はい、というわけで、参戦してきましたアジア初ペイガンメタルフェス!!
もう2週間前なので記憶を手繰り寄せた回顧録です。


主催者はここ数年エクストリームメタルのバンドをドカドカ招聘しているお馴染みB'n'Fさん
いろいろ言われていますが、なかなか来日なんて考えられないようなバンドを読んでくれるのは素直にありがたいっすね!
The Crownの時だったか、トリのスタートが終電より遅かったとか何とかで結構叩かれてたことを反省してか、3バンドに対して17時会場とかなり良心的。
ド平日であることを除けばな!!(笑)
まぁ色々コストとか考えたらやむを得ないなんでしょうが、毎度どこか痒いとこに手が届かないなぁという印象は拭えないっすね(笑)
これで結構泣いた人も多かったんじゃないかと思うが、ちゃらんぽらんリーマンである自分は仕事残してさっさと早退キメて会場へ。


会場つくと先日のEmperor以上ではないかと思われる人、人、人。
おおお、まじか〜と思ったがどうも真っ黒い集団とカラフルきゃぴきゃぴした集団に分かれている。
知らなかったんだけど、渋谷O-nestとDuoって同じ建物で入り口隣なのね。
O-nestが向かって左、Duoが右。
どうやら当日O-nest側では男性アイドルグループだかなんかのJ-popグループのイベントだったようで、客層の対比がなかなか面白かったw
「2日遠し券の得点は入り口ではなく向かって左で受け取ってください!」
というアナウンスがあった時はその事実に気付かず、あちらさんの人だかりを押し分けへし分け別会場に入ってしまうとこだった(笑)

Hypocras

番号順入場が大分押したのか、告知より30分ほど遅れて開演。
しかし物販のスループットが悪く、会場の真ん中を物販の行列が並んでいるというあまり見ないスタートw
オープニングアクトはスイスのHypocras
なんでもThe Crownの時に既に来日済みだとか。
自分は名前もサウンドも全く知らないでライブ初見だったわけだけど、ほんのりヴァイキングメロデスSvartsotみたいなピーヒャラ笛を取り入れた感じ?
最近のフォークメタル世情には疎いのでどれくらい指示されているのか知らないが、会場は結構盛り上がっていた。
知らないバンドということもあり、新鮮に聴けたが、まぁ好みストライクって感じではなかったかな?w
乱舞する笛のメロディは結構良かったが自分の趣味的にはちょっとメタリック過ぎたかな。
ヴォーカルがフレンドリーな感じで日本でのライブを楽しんでくれていた様子だったのが好印象。
30分くらいでさくっと終了。

Orphaned Land

続いてイスラエルエスニックなフォークメタル。
自分的には今回PMAのメンツ発表で知ったバンド。
自分の行くフェスに出るということで代表作[Mabool - The Story of the Three Sons of Seven]を買ってみたわけだが、その、なんだ、個人的にはあまりハマらなかったのよね(笑)
そこそこというか。
フォークメタルと言えども、これはFinntrollTrollfest、あるいはPagan ReignMithotyn好きな層とは支持層が違うんじゃないかと感じていた。
クオリティめっちゃ高いのはわかるんだけどね。
というわけで、あまり期待せずビール飲みながら後ろの方で見ていたんだけど、生で見たらなかなかイイじゃないのこれ!
イスラエルということで北欧とも東欧とも異なるエスニックな色気ムンムンでなかなか楽しかった。
ヴォーカル超絶甘いし!
バックにこれまた中東スピリチュアルな映像映しながらってのも雰囲気が出てて良かったね。
自分の中ではPMAオマケ(失礼)程度の認識だったが、このバンドを目当てにしていた人も結構多かったようで、会場はかなり盛り上がっていた。
あとで聞いたけど今年一回来日キャンセルになっていたらしく、期待していた人も多かったようだ。
しかし・・・「なげえ・・・」
そう、はじめこそ色々普段見ないタイプのライブで楽しめたが、さすがにあの路線で1時間前後は自分にとってはちょいしんどかった(笑)
終盤トイレに逃げ込んでしまったが、ファンの方々にとっては待望の来日だったことが素人目にも伝わってきて、バンド側もこんな東の外れにもファンがいてくれることを喜んでいてくれたようで、良いライブだった。

Ensiferum

今回のお目当て!
たしかフィンフェスとかで一度二度来日してたと思うけど、一度も見たことが無かったので目の当たりに出来るのを待ち望んでいた。
2nd[Iron]が出たころはまだフォーク/ヴァイキング系のホープという感じだったが、Mithotyn亡き今、ヴァイキング界隈の元締めの様なバンドですよね。
1st、2nd辺りは青春時代に死ぬほど聴いていたのでこれは嬉しい来日です(Jariいないけど)。
てゆーか、あれ?Petriってこんな丸々してたっけ?
加入時はか細い美形イケメンって印象だったけど、だらしない腹がなんともヴァイキングな出で立ち(笑)
とか思いつつ、内容の方はもう言うこと無し!
初期から近作までまんべんない(いや近作のガッツポーズチューンをおさえつつ若干初期の配分高め?)セットリストはとにかく名曲に次ぐ名曲尽くし!
ノリやすい!わかりやすい!民謡熱血!
と三拍子そろったEnsiferumの楽曲群はとにかくライブ映えすることこの上なく、会場もシンガロングに「ハイ!ハイ!」の掛け声にと大盛り上がり!
一部モッシュも起きていたようだ。
自分も声の限りに叫びまくって楽しんだ次第。
[Guardians Of Fate]とか[One More Magic Prtion]とか[Ahti]とか盛り上がらないわけがない!
そして夢にまで見た[Lai Lai Hei]のシンガロングは気持ちいいったらなかった!
そしてラストは屈指の名曲[Iron]
曲の前のMCでPetri「ワン、ツー、スリー!タッタラター!タッタラター!」と会場を煽るも、伝わったのはごく一部で大半は「???」状態ww
しかし楽曲が始まればその意味を理解できた人が多く、楽曲に合わせて「タッタラター!タッタラター!」の大合唱!
自分も正直最初なんだかよくわかりませんでしたw
などと言いつつ、大盛り上がりで終演を迎えました。
ラストは謎の[ウィリアムテル序曲]背面ギターソロで締めw


いやはや、素晴らしいライブでござんした!
こういうのを「頭真っ白にして楽しめる」って言うんだなと感じた次第。
会場でお会いしたついったーメタルヘッズの方々としばし興奮を分かち合った後、某有名ブロガーさんとラーメンデートをキメて1日目を終了。
当日の興奮も冷めやらぬ中、早くも翌日の大本番に向けて期待を膨らませながら岐路についた。

2日遠し券の得点。予想通りと言えば予想通りだが、タオルショボイ・・・