La Grande Danse Macabre / MARDUK


説明不要のベテランスウェディッシュブラックメタル7th。スウェディッシュスタイルっつーと他国のバンドに比べてデスメタルちっくな暴虐性とメロデス的邪悪メロが特徴で、メロに寄ったバンドの代表格が最近復活したDISSECTION、うまくバランスとれてんのがDARK FUNERAL、そしてパワー重視なのがこのMARDUKっつー感じでしょうか。つまりこのバンドの音楽性はというと、一般メタラーから見たブラックメタルのイメージそのまんま、といえば分かりやすいかな(笑)口汚くがなり散らすサタニックなボーカルにがちゃがちゃ突っ走るなにやってんだかわからん演奏陣。ただ一つ違うとすればその音質の良さ。音質悪くすると邪悪さの演出にはなるけど楽器陣の破壊力は落ちてしまいます。その点このバンドは逆に音質を良くすることで脳にダイレクトに狂喜の固まりをガスガスぶっけてきます!!とかく激しい音楽性のブラックメタルにおいてもなお激烈と称されるだけあってその傍若無人な暴れっぷりは天下一品!!そんな彼らのこのアルバムは他作品に比べ、止まることを知らない鬼神のごとき爆走オンリーメタルは少々減退し、メロディと展開により重きを置いています。そこが生粋のMARDUKファンにとっては賛否両論分かれるみたいですが、ぼかぁいいと思いますよ(*^_^*)逆に重々しい深みが増したとゆーか、ひしひしと伝わる邪気が感じられます。全作持ってるわけではありませんが、持ってる中では何気にこれが一番のお気に入りかも。つっても巷にありふれてる凡百デス/ブラックには到底立ち打ちできないほど激烈なのはゆーまでもありませんが(笑)そんでね、俺このヴォーカル大好きなんすよ、Legion氏。ガナることによって喉がズタズタになりそうなほど強烈なガナリ声に身も心も虜っす(*´∀`)う〜ん、サタニック!!さすが、数多のバンドがアルバム出しては消えていくなかシーンの頂点にたって着実にアルバム枚数を重ねているだけあって、水準の高いアルバムに仕上がっていると思います。同様に多作のベテランバンドDARKTHRONEは初期3部作後はあまり高い評価を得られていませんが、こいつらは毎回レベルの高い作品を世に送り出し続けているので、これからもこの調子で頑張ってもらいたいですね!!