Satanic Warmaster:「Black Metal Massacre」


どかーん!!
稀代のカリスマSatanic Tyrant Werwolf aka Nazgulによる、ワタクシ大和TROLLが最も崇拝するフィンランディア・プリミティブ・ブラックメタルバンドSatanic Warmaster、まさかの日本盤ライヴ音源!!帯にデカデカとブラックメタル・マサカー」ってカタカナで書いてあります(笑)我らが日本の誇りDeathrash Armageddonより500枚限定でリリースされていたLPが夢のCD化!!限定1000枚!!もちろんブートではなくれっきとしたオフィシャルものですよ(´Д`*)ハァハァ
2006年に地元ラッペンランタで行われたライブを収録した全8曲38分。ヴァイキングばっかだと黒々しい方々に見限られてしまいそうなんで年の最後にテコ入れです(笑)


セットリストは


#1:The Vampiric Tyrant(3rd:#1)
#2:The Burning Eyes Of The Werewolf(1st:#3)
#3:Carelian Satanist Madness(3rd:#3)
#4:Raging Winter(1st:#1)
#5:Satanic Winter(?)
#6:My Kingdom of Darkness(3rd:#7)
#7:A Revens Song(2nd:#5)
#8:Take Me To The Top(Cover song of Motley Crue

抑えるべきところを確実に抑えてるし、まぁ無難っすかね。個人的にはEaten By Rats(3rd:#5)めがっさお気に入りであるため是が非でも聴きたかったが、そんなこと言い出したらあれもこれもと全く収録時間に収まらなくなってしまうし仕方ないっすね(´・ω・`)


出だしこそバランスが悪くベコベコの音質だが、すぐに良くなるので問題なし。Key含め各楽器ちゃんと聞きとれるし、ライブの熱い空気を感じさせつついい具合にRawで地下室臭がするナイスなクオリティ。UGバンドのライブにしては親切すぎるぐらいだろう(笑)


とにかく演奏が荒々しく、終始ハイテンションで勢いがある。緩急をつけつつドカドカ疾駆するドラムの豪快な暴れっぷりが実に気持ちいい。てかこのバンドの曲はほんとライブ映えするわ。Transilvanian Hungerタイプの最も顕著な特徴、つーか魅力って、寒々しくメロウなメロディを伴ったツタツタ疾走だと思うんだけど、その気持ち良さ・爽快感においてこのバンドの右に出る者はいないね。まず。
荒々しい演奏ではあるが再現度は高く、とくに3rdの曲での甘すぎるほどのメロメロ疾走では一人無意識に悶絶ヘドバンをキメてしまう。


ヴォーカルは高音で邪悪にギャアギャア喚きガナリ散らしており、非常に耳障り。時折咆哮やGoat Semenのような残念ハイトーンシャウト、おっさんボイスなども聴け、Nazgulのヴォーカリストとしての実力の高さがうかがえる。


また観客がかなりノリノリであり、ハイハイ掛け声が入ったり、曲間(たまに曲中も)はうるせぇよwってくらい観客しゃべりまくりで、MCに対しては拍手や笑いが起きたりと、あろうことか(笑)健全で楽しそうなう雰囲気アンダーグラウンドというよりアットホーム。さすがのSatanic Warmasterも地元のライブじゃフレンドリーなのねと聴いていて微笑ましくなる(´ω`)


#5はどーやらNazgulが過去にやっていたバンドの曲らしいんだけど、ミステリアスでいい感じ。また80年代メタルのようなガナリ混じりのハイトーンボイスでお送りするラスト#8はなんとMotley Crueのカバー。元の曲は知らないけど、ライブらしいクールなロックンロール、否、Black'n'Rollナンバー。


これは実にナイスなライヴ盤です。
曲もしっかり聴けつつ、ライブでしか味わえない熱い臨場感がギュッと詰め込まれています。
Satanic Warmaster好きで好きでしょうがないのに、生でライブなんか見れるはずもない最果てのイエローモンキーにはもう堪りませぬ。ファンならマスト。まじマスト。
あぁ〜ライブ見て〜。日本来ないかな〜。きっと日本が沈没する以上に確率低いんだろうなぁ。


・Satanic Warmaster Official
・Satanic Warmaster @ MySpace