Kamaedzitca : 「Dzieci Liesa 」


以前紹介した、タスマニアStriborgラトビアSkyforger に引き続き、マニアック国家メタル・シリーズ第三弾!!!m9(`Д´#)
ベラルーシトラディショナル【命を捨てる覚悟でジャケ写撮ってきました】ペイガン・ブラック/デスメタルの2004年1st。ベラルーシだなんてそんな餌で俺様が釣られクマー!!(AA略)
バンド名読めんwww第一ベラルーシとか、普通に生活してたら一生のうち何度耳にするかわかったもんじゃありゃーせん(笑)どんな国か知りたい方はこちらへ。かなり民族意識の強い親ロシア国、土壌は申し分ないですね(笑)(゜ε゜)ベラルゥシ!!


決して派手ではないけれど、確実に全ヴァイキンガーの燃えるハートをドキューンな闘魂骨太ギターがあまりにもカッコ良過ぎる激シブ・ヴァイキングメタル。パイプやフルートを使っていて、前述した Skyforger に比較的近いスタイルと言えるけど、あちらはかなりブラックブラックしてたのに対してこちらは常にメロくてブラックメタルっぽさは希薄、どっちかっつと非ゴア・デスメタル〜ミドルテンポのメロデスといった音像。言うなれば、「土着的な呪術っぽさのある Amon Amarthといった感じかな?


アルバム全編ほぼミドルテンポで疾走するパートはごくわずか、がっちりパワフルなドラムと重低音グロウルもあいまって実にヘヴィな聴き心地。
メロディも明るい民謡メロはそこそこに、どこか憂いを帯びた漢のメロディが主で逞しさ満点。海の戦士というより山の戦士、 Hail to Mother Nature な良質メロディてんこ盛りの木こりメタルです。
特にパイプ系の楽器の醸し出すなんともいえないエスニックな雰囲気は民謡マニアにはたまらないのでは?


当然おっさんボイスも標準装備。気の抜けたようなクリーンボイスはみんなの人気者(なはず/笑)#4#5#10などでその間抜けっぷりもとい魅力が大爆発してます。とくに#5Glittertind で聞けそうな悶絶青空ヴァイキングで、サビ部分はヴァイキング界隈きっての頭の悪さw  #10は筆舌に尽くしがたいナイス哀愁。
どの曲もいいけど、聞いた瞬間鳥肌が立つのは#9かな。ほかの曲はわりと哀愁ソングかニヤニヤチューン(褒め言葉)だったりするけど、この曲のバトルっぷりには血が滾ります。めちゃんこかっこいいです。


以上、超S級クオリティのB級バンド。とくに哀愁際立つ孤高のメロディ雄大な自然を想起させる芳醇メロ(チーズのCM系)の共演はかゆい所に手が届く!!っつー感じで、なかなか出合えないタイプのバンドだと思います。素晴らしいぞ(゜ε゜)ベラルゥシ!!
とゆーか、ベラルーシのバンドとゆーだけでマニアにとっては十分買う価値有りますww