Judas Iscariot : 「Of Great Eternity」


USカルト・ブラックメタル・ゴッド Judas Iscariot の3rd。
トリビュートアルバムとか有ったりするくらいその道では崇拝されてるバンドっすね。


スタイルはもう典型的なまでの初期 BurzumDarkthrone 路線。アメリカといえば鬱系かブルータル系かといった感じですが、 Akhennaten によるこの独りバンドは、ブラックメタルがまだアンダーグラウンドな一ムーブメントに過ぎなかった頃から独りで黙々とノルウェジアン・プリミティブな音楽性を貫いてきている素敵なバンドです(´Д`*)
当然気合い十分本気汁(゜Д゜)ウマーな内容でして、楽曲、音質〜ボーカルに至るまでブラックメタルの本質を見事に体現した素晴らしいアルバムです。


どことなく Celtic Frost よりのオールドスクールな香りが漂うブーミーな暗黒ギターと、スタスタドラムの織りなす適度な荒涼感、疾走感はまさに王道プリミティブ・ブラック。オーソドックスだけどこれこそ真のブラックメタル、理屈抜きにかっこいいっす(*´∀`*)


また、単調で極悪なスタイルを勝手にイメージしてたんですが、実のところ何気にメロディアスで、北欧バンドに匹敵する寒さ。曲展開もしっかりしていてメリハリがあり、寒々しく疾走するパートは豪雪地帯の吹雪さながら、気持ち良さはハンパじゃない。そーゆー意味では本家 Darkthrone ほど mithansropy でもなく聴きやすい部類に入ると思います。


ボーカルは Darkthrone 系統のガナリタイプ。 Nokturno Cult より低音で太い声質のため、より怒気が込められていてドスが効いた印象。なーんかムリして出してんなー(笑)っつー感じで、喉を痛めそうな声w
音質は当然プリミティブなクオリティ。ただ、計算されたRawさであるためバランスもよく耳には優しい・・・・・・と思うw


ベストチューンは#6


激シブの原点回帰・保守派ブラックメタル。
ブラックメタル後進国アメリカ出身であることを考えたら、ある意味本場ノルウェー勢以上にノルウェジアン・ブラックメタル偏愛が強そうだ(笑)まったく頼もしい限りです(o´∀`o)
プリミティブ、オールドスクールブラックが好きな人には抑えておいてほしい一枚。てか抑えてなかったのは俺だけかww
なんにしろ、Great!!(Ъ^ω')