BLACK MESSIAH : 「Of Myths and Legends」


ヴァイオリン&マンドリン(笑)とゆー最強タッグが大乱舞するジャーマン【哀愁爆走】メロディックヴァイキングブラックメタルバンドの3rdアルバム。


前作 The Oath of Warriors ではあまりにも切ないメロディでボッコンボッコンにKOされてしまったわけですが、その切なすぎるメロディのせいで逆に簡単にはなかなか聞けない、重たいアルバムだなぁってゆーのが正直なところでした。なんてゆーか、好きなんだけどクド過ぎるとゆーか、一枚聞いただけでお腹一杯食傷気味、ってかんじ?
とは言え素晴らしいアルバムに違いなかったし、このアルバムもかなり期待して買ってしまったわけですがw


まず一聴して思うのは音質がべらぼーによくなってること。前作はひどかったwそれまで聞いたこと無いビシャバシャしたバスドラの音は今となっては笑い話か。
ただ、確かに小綺麗にはなったけど、ギターの音が弱いし、ドラムも軽くてパワーが感じられずイマイチつまらないかな?
まぁかっちり引き締まって耳にストレスなく聞けるし、及第点。


しかし、それ以上に驚いたのが曲調の変化。
さっきも書いた通り前作では哀愁垂れ流しのひたすら切ない爆走メロブをやってた彼等が、今作では何を思ったか勇壮でたくましい、言うなればまっとうなヴァイキングメタルに限りなく近いスタイルでプレイしてるんですよ!!これは予想GUYです!!ww


でも没個性化ってわけじゃなくて、このバンドの最大の武器であった激哀愁メロはいまだ顕在、さらにヴァイオリンや時には明るいとさえ感じるようなヒロイック・メロディがふんだんに盛り込まれていて、気付いてみれば、普遍的なヴァイキングメタルの作風になってしまったってかんじ。また要所要所で入るKeyの大仰な雰囲気が実にCool!!


これは(゜∀゜)イイ!!
彼らがやりたかったのはこーゆー音楽か!!
好きです!!ダイスキデス!!!


RHAPSODY のようなキーボードによるインスト。高揚感抜群でヒロイックサーガの幕開けにはぴったり。こーゆー映画のサントラみたいな曲好きな人は多いはず。
クサ切ないギタメロ、シンフォニックなキーボード、爆走、完璧。こりゃたまらん!!素晴らしいギタメロに早くも小悶絶!!頭からケツまで美味しいヴァイキング・ブラック。
ヴァイオリンっつ!!クサっつ!!何気にギタメロもいかすよ。しかしバッキングギターの音ショボ過ぎ・・・サビがメタル的にかっこいいなぁ。2:10の漢ギターにシャーマンドラムは鼻血もん。やはりこれからの時代はヴァイオリンだぁね!!
前作にもあったミドル〜スローテンポでずっしり聴かせる曲。漢の哀愁とゆーか。シンフォニックな味付けもイヤミがなくてグー。唐突にマンドリンキタ!!なんだこのマンドリン入った途端の切なさ爆発感はwwうは、たまらんwwwしかしあっちゅーまにいなくなっちゃった。終わり際のメロデス的ギターソロが素敵。最後の笛は予想してなかっただけに威力絶大。締めくくりは悶絶度120%。
ヴァイオリン主導のバカ悶絶チューン。「メリーポピンズ」という古い実写ディズニー映画の「チムチムチェリー(だったかな?)」みたいな曲。やばい!これはやばい!!クサメロヴァイオリン、小鳥のさえずりのような笛、そして力強い漢声&野太いコーラスによる「ヤンダバダバダイ、ヤンダ〜バダダ〜イ」(笑)これは死ねる!!歌メロ熱過ぎ!!メインボーカル超情熱的!!前作クラスのクドい哀愁が超炸裂!!最後全員揃って「ヨッヘイ!!!」で締め。全国のヴァイキンガー悶死確実の鬼チューン。男前過ぎる
打って変わってブラッキーな駆け出し。と思いきやキーボードクサっ!!なんだこの爽やかさ具合は!?メロスピみたいなメロをシリアスに仕上げたような感じか?タマラン〜!!哀愁爆走シンフォ・ブラック。
甲子園でも目指してそーな勢いのメロディwそして適度なブラック風味。うはwwこれこれww
キーボが素敵だぁ(*´∀`*) BLACK MESSIAH らしい曲。
小踊りしたくなる悶死級ヴァイオリンによるコルピもびっくりな鬼インスト。このヴァイオリンいい仕事しよるわぁ〜(´Д`*)サビの盛り上がるとことかたまんないよね〜
ヒロイックなサビの煽動力がヴァイキングのなんたるかを物語る佳曲。一つ一つのフレーズが実に美味しい。ヴァイオリンも入って更に美味しい。
待ってました!!「ジン、ジン、ジンギス〜カン」でお馴染み DSCHINGHIS KHAN の「目指せモスクワ[]」のカバーです。この曲はなんか2chではやったFlashで使われてたらしくて、友達が飲み会のカラオケで歌ってるのを聞いた時「なんだこの熱いヴァイキングメトゥは!?」と一人衝撃を受け大興奮してしまった曲です。まさかホントにヴァイキングメタルバンドがカバーするとはww俺のセンスも捨てたもんじゃねぇなw
しょっぱなのギターから熱さ全開、Bメロのテンポアップするとこでチビりそうにwそしてサビヤバ――――イ!!「ヘィッ×4」から入って普通声による前のめりな「モスカウ!!モスカウ!!」おっさん合唱、「ホッホッホッホッホ、ヘィッ!!」「アッハッハッハッハ、ヘィッ!!」とやりたい放題!!うは、体が勝手に動き出すぅ♪♪地味に「ラララララ」が「ラィラィラィラィラィ」にかわってたりして、ヴァイキングメタルしてるww
最後まで駆け抜ける4分間、生きてて良かった(つД;)これは間違いなくヴァイキングメタル史上に残る名曲。
かっこいいんだけど、⑩の後では普通に聞こえて仕方ない不憫な曲(笑)なんでこの曲順なのかと小一時間(ry


正直言って、前作ベタ褒めしてた俺もまさかここまでクオリティを上げて来るとは思ってなかった・・・・・・f^_^; マンドリンが減ったのはちょいと残念だけど、いい意味でクドさがなくなってて非常に聴きやすくなった。捨て曲無し。とくに⑤⑩あたりは目を見張るものがあり、今作は前作以上にツボだわ〜(o´д`o)
哀しみに特化したヴァイキング・ブラックから、更に手を広げて全ヴァイキンガーにアピールできるバンドにまで登り詰めたような印象。美と愁の対比。個人的にヴァイキング名盤10選したらそこに名前を連ねるであろう出来。
前作イマイチだった人も騙されたと思って聞いてみてください。ヴァイキング系が好きならきっと(´Д`*)ハァハァ できるはず!!