Rasluka Part Ⅰ / NARGAROTH


ドイツのKanwulfなる人物によるによる独り【哲学】ブラックメタルのMCD。独り【哲学】ブラックと聞いて真っ先に頭に浮かぶのはやはりあの偉大な先人BURZUM様もとい Count Grishnakc御大。このNARGAROTHはまさにその精神を受け継ぐ後継者たる音像であり、アンビエント要素はないけど4曲30分と他のアルバムに比べればまだ可愛いがやはり大作思考。
ゲームオーバーしたときに流れそーなメロディをピアノが奏で始めて幕開け。どーやらショパンの葬送行進曲ってやつらしいけど、こう聴くとなんとも宗教臭くてグー(Ъ^ー')
このメロディをそのまま引きづって繰り出されるダラダラナンバー②に一発KO。淡々と時を刻むドラムに鬱に沈んだ真っ黒メロが垂れ流されストライクゾーンど真ん中。XASTHURMaleficに似たスタイルの、ディストーションかけられまくった絶叫ボーカルが絶望に更に拍車をかける。ひたすらリフレインされるゲームオーバーメロが堪らない〜(*´д`)最後の鐘の音がもの悲しいね
③は…ふ、笛っ!?笛っ!?そこに静かに爽やかにピアノが絡んで中国の朝みたいな感じに。と思ったら絶叫とともに荘厳メロひっさげ爆走スタート!!なんだこの展開意味わかんね(笑)うひゃぁメロのプリミティブっぷりもあれだがボーカルイッちゃってんなぁ〜さっきの曲があったからよけいテンション高くきこえるわ。無機質に同じテンポで繰り出されるシャンシャンシャンシャンしたシンバルが実にいい感じ。ブラック聞いてんな〜と改めて実感ww
④もテンポの速いプリミティブナンバー。③とおんなじ系統の曲。ぶっちゃけ普通の人ならさっきとおんなじ曲だと思うだろーなこれ(笑)ひたすら単調に繰り返される同じリズム、同じメロディはツボにハマるとまじ中毒症状を誘発することうけあい。この終りかたっつか尾の引き方好きだなぁ
音質はプリミティブ然りとしたチリチリ具合。ちょうど良く悪いね^^
以上、なんとも気持ちよくカルト味なブラックでした。最近はこーゆーカルトバンドでしか持ち得ないブラックの深みを欲してばかりいたからかなり美味しくいただけた次第。もっと②みたいなダラダラした曲聞きたかったけどそれはフルの方で堪能できるからまぁ良し。初期BURZUMとかあっちの絶望ブラックに理解のある方にオススメしたい一枚。グレイトゥ!!