We are Left Behind...


ディオの訃報のショックも冷めやらぬ間に、また悲しいニュースがありました。
Slipknot、Paul Gray死去に関する記者会見の翻訳が届きました RIP
そもそも僕が洋楽ロックにハマるきっかけとなったのがSlipknotでした。
中3の時、小学校卒業とともにシンガポールへ渡った友人が帰国して来たのがそもそもの始まり。
その友人に塾帰りにTSUTAYA行こうと誘われ、彼が買ったのがリリース直後のIowaでした。
モー娘とかKinkiとかばっか聴いてた当時、最初こそ「なんだこの気持ち悪いバンドは」と思ったものですが、
気づいてみれば常軌を逸した出で立ちと激烈すぎる音の暴力に魅入られている自分がいました。
あの時はPeople=Shitがとにかく好きで好きでしょうがなかった。
あの時の自分のSlipknotへの心酔っぷりは先の友人も含め周囲をドン引きさせるに十分なものでした。
高校に上がった時、初日から自作のSlipknot下敷きを嬉々として持参した自分はとても痛かったなぁと今にして思いますが、
その下敷きがきっかけでメタラーの友人ができ、
The Hauntedのライブに誘われ、Dark Funeralに出会って。
そうやって僕はブラックメタルの深みにはまっていくわけですが、
結局のところ、僕の人生を大きく変えたのがSlipknotであることは疑いようがありません。
正直3rd以降はただのミクスチャーロックバンドになってしまったように感じて全然好きじゃないんですが、
それでもSlipknotの1st、2ndは僕が半生を共に歩んできたバイブルともいうべきアルバムです。


今回のPaulの死はあまりにも唐突過ぎて、本当に驚きました。
あまりにも早すぎる彼の死を悼むメンバーの沈痛な様子が胸に突き刺さります。
一時は解散説まで噂された彼らも、今となっては良き友人同士であったことが感じられ、
その中でPaulの果たしていた役割はとても大きかったのだと思います。


今後、Slipknotはサポートメンバーなどを加えて活動して行くのかもしれないし、
Paul自身このまま解散なんてことは望んでないと思いますが、
僕の中ではSlipknotはあの9人以外にあり得ないし、世界中の多くのファンも同じ心境ではないかと思います。
ライブ一度も行ったことがないのがホントに悔やまれる。
死因はドラッグなんですか?
ロックとドラッグは切っても切れないとはよく言いますが、やはり残念でなりません。


世界中を熱狂の渦に巻き込んだ猟奇趣味的激烈音楽集団、
Slipknotは、僕の中で永遠に比類なきロックスターであり続けると思います。
そのSlipknotをバンド結成時から作り上げてきた親愛なるPaul Gray。
心よりご冥福をお祈りします。
Rest in Peace.